「十二番目の天使」, オグ・マンディーノ

 

さあ、これでいい。準備は整った。弾丸を込めた弾倉を拳銃に戻す。さあ、急ぐんだ! もう何も考えるな! やるんだ! 私は拳銃を持ち上げ、拳銃を起こし、銃口をこめかみに押し当てた。「ああ、神よ・・・」私はすすり泣いていた。「どうきあお許しを」引き金に掛かった人差し指に力が入る・・・とそのとき・・・ある天使が・・・そう、まさしく天使が・・・私の命を救ってくれた。

 

【印象的な表現や文章】 

「優れたリーダーとなるための資質は、どうやら、どんな分野においても共通であるようだ。思いやりを忘れず、人々を理解することに努め、自ら良い手本を示し、協力とチームワークを旨とし、共通の目標に向かい、人々を激励し、賞賛し、常に自らも進歩を目指す。」(P.81)

 

「フランスの心理療法学者、エミール・クーエが二十世紀初頭に書いた『意識的自己暗示による自己支配』という本だが、その中でクーエは、『心身双方の病気のほとんどは、ポジティブな自己暗示によってきれいに取り除ける』と断言していた。」(P.120)