「君を幸せにする会社」, 天野敬之

 

利益と幸せって矛盾するものなんだろうか?利益を増やそうとすればするほど幸せが減るなんて、それじゃあ企業活動は意味がないってことになるじゃないか。いったいこの世の中はどうなっているんだ?みんなががんばって働いているのに、遠ざかってる気がする。何かがおかしい。でも何がおかしいのか、どうしたらいいのかわからなくて、みんな追い立てられるように働いて、さらに問題が悪化している。いったいどういうことなんだ?

 

【印象的な表現や文章】 

「僕らはお金のためだけに働くんじゃなくて、お客様を幸せにするために働くんだ!そしてお客様が幸せになって感謝してくれれば、自分も社員も幸せになって、企業も利益を得られる。企業活動は、みんなを幸せにするものなんだ!」(P.66)

 

「無理して相手を幸せにするのではなく、感謝の心をベースにして、自然に相手に与えたいと思う。だから、相手が期待どおりに反応してくれなくても、気にならなくなったのだ。」(P.143)

 

「自然は競ったり比較したりしない。どうして僕たちは競ったり比較したりするんだろう。」(P.157)