「カラフル」, 森 絵都

 

生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになるのだが・・・。不朽の名作ついに登場。

 

【印象的な表現や文章】 

「それでひとつだけ言えるのは、悪いことってのはいつかは終わるってことだな。・・・いいことがいつまでも続かないように、悪いことだってそうそう続くもんじゃない」(P.168)