「本音で生きる」, 堀江 貴文

 

本音を言わず、いいことがあるのか? 「後で何か言われそうだから、言わない」「失敗が嫌いだからやらない」・・・しがらみも多い日常の中で、本音を言わずに、本心を殺して過ごしてしまうことも多い。しかし、自分に言い訳ばかりしていて、後悔はしないのだろうか? 世間の声に惑わされず、常に本心を伝え、本音で生きてきた著者。本書では、本当に後悔しない人生を送るために必要なことを伝授する。

 

【印象的な表現や文章】

「そして、やりがいとは何だとか、幸福とは何だとか、努力とは何だとか、役に立たないことに頭をめぐらせて、時間を使ってしまう。でも、そこからは何も生まれないことを、誰もが知っているはずだ。」(p.46)

 

「同じ仕事をしていれば同じように給料がもらえると思っている人から、素晴らしいアイデアなど出てくるはずもない。安定を求めることは、リスクだ。その場に留まり続けることは、同じ状態でい続けることではなく、劣化していくということなのだ。」(p.73)

 

「人間の脳の中でも同じような現象が起こっているのではないだろうか。毎日脳にインプットをする情報量が、しきい値(境界となる値)を越えると、脳の中で情報のネットワークが生まれて、なんらかのアウトプットを発するようになっているのかもしれない。」(p.157)

 

「頭を使うべきは、自分の考察をどうひねり出すかではなく、インプットの量とスピードをいかにして向上させるかなのだ。」(p.159)